ひとりで致した後のみりんもうまいのか実験してみた

テレビに出演されている室井佑月さんの著書『熱帯植物園』。その冒頭には「セックスの後のみりんはうまい」という一節で始まることで有名だ。

読んだことはないけれど、そのフレーズは「パワーワード」として私の中にあり続け、室井佑月さんといえばコメンテーターというよりも「みりんの人」というイメージである。

そしてずっと気になっていたのは、「セックスの後のみりんは本当にうまいのか」という疑問だ。
これが十数年もの間、未解決事案のままであった。

旦那とのレス生活の最中で、その実証実験する機会がなく日々が過ぎ去ってしまっていたが、「セックスだけでなく、ひとりえっちでも類似結果が出るのではないか」と私はふと思った。そしてついに長年の謎だった「セックス(ひとりで致した)の後のみりんの味は本当にいいのか」という疑問の解決に一歩足を踏み入れる決意に至ったわけである。

我が家は「みりん」ではなく、「みりん風調味料」を料理で使用している。わが町のスーパーではよく特価で販売しているからだ。私にとってみりんとは「高価」なものと位置づけされており、この実験のために、わざわざ「みりん」をいうブルジョアな調味料を買うことは小市民としては大変ためらわれた。少し迷ったが、結局身分相応の「みりん風調味料」で今回の実験を行うこととした。主役はmizukanの「ほんてり」。メーカーは一流であり、間違いないはずである。

いつも通り、お友達(おもちゃ)に誘われ絶頂に達した後、半裸のまますぐさまキッチンに行き、mizukan「ほんてり」みりん風調味料を前にして、私は立ち往生をした。

なぜなら、注ぐ容器を決めていなかったからだ。「すぐに飲まなければここ一番の感覚を味わうことができない。」焦る気持ちは増すが、コップに波波とつぎ、喉で飲み干す勇気が持てなかった。

残念ながら快楽の後とはいえ、頭は極めて冷静だった。「ここは三々九度スタイルいくか。」そう決めた臆病な私は、半裸で小皿に大さじ1杯ほどのみりんを注いだ。

おそるおそる小皿に口を近づけ、「ほんてり」みりん風調味料を味わった。口の中に甘さと柔らかさ、そして酸味が広がった。予想外に全くもって美味しいのだ。ヤクルトやリポビタンDとも異なる味なのだが、「ジャンルは同じ」というのが私の印象だった。さすがmizukan。最高の企業である。そして室井佑月さんの言っていることは間違っていなかった。


その後、シャワーで体を清めていると、再びあのmizukan「ほんてり」みりん風調味料の味を欲している自分に気付いた。あの何とも言えないストロングドリンクをまた口の中で転がしてみたい。そう願っていた。

浴室から出た後、再び今度は先ほどよりも多い量(おおよそ大さじ1.5杯分)を小皿に注いで味わった。感想は言うまでもない。おいしいのである。

結論としては、ひとりで致した後に少量のmizukan「ほんてり」みりん風調味料はありだということだ。この事象はおそらくセックスの後も同様とみなしてよいだろう。私は合計約100calほどのmizukan「ほんてり」みりん風調味料摂取した。これは他の食べ物で例えると、ゼリー1個分といったところだ。ひとりエッチの後の悪くないデザートだ。

早くもこうした結論を導いたわけであるが、この実験の後に実際のみりんにはアルコールが約14%ほど含まれているという事を知った。一方今回の「ほんてり」みりん風調味料に含まれるアルコールは1%未満。したがって、私は真にこのセックスの後のみりんが本当にうまいのかの実験を達成していないこととなる。mizukan「ほんてり」みりん風調味料は今回の目的においては、みりんの代用とはならないのである。

この柔らかな口当たりの中にアルコールが含まれている場合、私はどのようなトリップをするのか、俄然、興味津々である。ブルジョアな調味料「本みりん」。私はこの未知の領域にぜひに足を踏み入れたいと思う。そして、次回以降のブログでその結果を報告したいと思う。

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